天使の卵
私は先日古本屋に並んである100円コーナーをまじまじと見ていた。
ただ単純にいい本、面白そうな本を探すためであった。
20分ほど探している内に一つ気になった本に出会った
"天使の卵"という本だ。
面白そうと思ったのは"天使"という単語に惹かれたからだった。本ってそーやって出会うのは普通なんだろうと前から思っていたのでなんの抵抗もなく本を購入した。
帰りの電車に乗ってその本を読んでいたらとてもハマってしまった。
人の生、死と隣り合わせになっている今現代、そして純愛小説。こんな事を書いてあるホンダ
気づくと電車の中で本の世界に入り込んでた自分がいたのを思うとやはり私のセンスは正解なんだろうなと自信がついた、気がする。
朝の電車で天使の卵が完結した。読み終えた私はとても胸が締め付けられる思いだった。
それは本が読み終わった感情ではなく、愛する人を亡くすとはこんなにもひどく悲しいことなのかと。
私はその日、こんな気持ちになるのならいっそ愛する事を辞めてしまおうと思った。
人をなくしてまで悲しく寂しい日々を過ごしたくない、そう感じさせられるほどのバッドエンドであった。
何しろ主人公の気持ちが素直で、情熱的で、喜怒哀楽が大切に書かれていたのが私をとてもきつい気持ちにさせたのだと後々理解できた。
人は、簡単に死ぬ事を確認させられる本であったと私は思う。
日々生きている大切な友人、親には大切に
1日1日大切にしないといけないなと思った。
とてもお勧めしたい。
日々日常は死と隣り合わせになっている事を忘れるくらいに安全で健全な世の中だと思う。
私は思う、人は、世の中が糸のように繊細である事を知れば
人は生きてることがどれほどの奇跡であるか知ることが出来るだろうと